中医学の小話

鉄皮石斛の故事

唐朝開元年間の道教の経典『道藏』によると、「鉄皮石斛、天山の雪蓮、三両の人参、百二十年物の何首烏、花甲の茯丛(茯苓、苁蓉)、深山の霊芝、海底の珍珠、冬虫夏草」が「中華九大仙草」とされています。 鉄皮石斛は「九大仙草」の首位に位置づけられ、歴...
中医学の小話

金釵石斛の故事

金釵石斛は、標高1800メートル以上の人がほとんど来ない崖に生育していて、とても希少です。 天地の霊気を集め、日月の精華を吸収しています。 険しい崖に生育し、光を好む金釵石斛は、太陽光が谷底の水面に直接反射する光や散乱光を受けて、さらには小...
中医基礎理論

傷寒雑病論

《傷寒雑病論》は中国伝統医学の著作の一つであり、外感病(感冒や伝染病など、外部の病原によって引き起こされる病気)と内科雑病(内臓や精神疾患)を主に論じた医学典籍です。作者は東漢末年の張仲景で、中国中医学校の主要な基礎課程の一つとして設けられ...
中医学の小話

枸杞と打老儿丸の故事

打老儿丸の話は北宋の王怀隐の『太平聖惠方』に記録されています。名前は少し変ですが、面白い話です。 ある日、一人の官吏が銀川での公務で山村を通りかかると、若い女性が棒で老人を追い回しているのを目にしました。 老人は白髪で、抵抗することなく、う...
中医学の小話

杜仲の故事

昔、湘西地方の土家族の間で医者として活躍していた杜仲という人がいました。 彼は長年に渡る山の往来で筋骨が衰え、腰腿の痛みを抱えていました。 ある日、山に薬草を採りに行き、疲れたので、立派な太い天然の大木の下で休憩しました。 木の樹皮に刀をか...